※菊おばーちゃんと俺 -初遭遇- ※
うちの中学の道徳授業の一環に、ボランティアっていうのがある。
で、俺達のクラスは、ご近所のお年寄りの手伝い・話相手ってのにわりあてられた。
たいがい2,3人でまわるんだが、先方が賑やかなのは苦手だから、力持ちの子ひとりだけでって事で俺がまわされたらしい。…普通そういう指名なら、男にいかねえか?なんで俺よ、って言えばなんでも俺がおじゃまする「ホンダさん」は結構お金持ちでお嬢様なばーちゃんがいるからガサツな男子より女子の方がいいんだってさ。…自分でいうけど俺もたいがいガサツだぜ?
まーいっか。
俺はプリント片手に土曜日の朝、ホンダさんちの前に立った。
…こりゃセンセーも気ぃつかうはずだぜ。
門構えは小さいけど年季入ってて小綺麗にしてて、俺でもよそとはなんか違う…ってわかる上品さがある。おわ、緊張してきたぜ。センセーは普通に家事を手伝って話し相手になればいいつってたけどよー…大丈夫かよ俺で。
ぴんぽ~ん…。
ちょっと間があいて、キャウンキャウンと犬の声のあとにはーいとちょっと高い声がした。
ガラガラと玄関の戸が開く音がして、パタパタと足音、そんでやっと小さな木の門は開けられた。
「あらあら。」
なんか一瞬間があって、開けてくれた女の人の第一声はそれだった。
「あ、あのおれ、じゃない私、W中学からきました。3年生のアドナンです。」
「ええええ、先生から伺ってますよ。さあさあ、どうぞー。」
おかっぱの髪に上品な薄紫の着物を着たおねえさんは、見た目のかわいらしさにはちょっと似合わないおばちゃんぽい頷き方をしたので、もしかしてホンダさんの娘さんかもしれない。ホンダさんが若くて65くらいとして…このおねーさんは30…もしかして35くらいか?うわ、すげぇ童顔だぜ…うちの新卒の先生より可愛いもんな。
カコーンと音がしてないのが不思議なくらいの和室、客間とかゆうやつかね?
てか、広くねぇかこの部屋!うちの台所とトイレと風呂入っちまう!絶対!ていうか俺の部屋ふたつぶんくらいあんだろ!?
そわそわしてたら、おねーさんがお茶と羊羹を持ってきてくれた。
「甘いものはお好きですか?」
「あ、はい、大好きっす。いただきます!」
「はい、どうぞ。」
俺が背筋をのばして返事するのを、おねーさんはにこにこして見ていた。
「あのーそれで…ホンダさんは。」
「あらあら、ごめんなさいねお名前いただいたのにねぇ。
はじめまして、本田菊です。今日からお手伝い、よろしくお願いしますね。
この年で1人暮らしなものだから、このたびは本当にありがたくてー先生方のお申し出に飛びついてしまいました。」
「!?」
うふふと袖を口にあてて、少女マンガみたいに花を散らしてそりゃもう可愛く笑うおねーさんが、ボランティアの中学生に世話されなきゃいけねえばあちゃんだなんて、誰が想像するよ!?
固まる俺をよそに、可愛いおねーさんにしかみえないホンダさんは、おやつを食べたら早速お願いしますね☆とうきうきと首を傾げた。
それはやっぱり、可愛いおねーさんにしか見えなくて、俺は15年生きてきて初めて「東洋の神秘」の存在を知った。…つか、これ神秘ってレベルじゃなくね!?奇跡?マジミラクル?
ってとこまで書けました。
これは、続きかけたらどんな土日になることやらー。
ていうか、若者言葉わからんwwww
しかし、おばーちゃんと中学生女子のつもりなのに
普通に年上のおねえさんと厨房体育会系男子みたいな会話してますな。
かてきょ菊さんと生徒サディクさんは王道っぽいですよね!
BLでも、NLでもいけるよ!
ああ、ネタだけは反射みたいにわきあがるくせに書き上がらないなぁ。
来月までに2本はあげたい!2本…!!!!!
実は10月から本腰入れて資格の勉強するかもしれません…まぁ落ちても誰にも怒られない自由意志ものなんですけど、特殊技能系でもないのでお勉強すればなんとか取れるかなぁと…。ていうか仕事への姿勢をなんかしなきゃなーと焦った結果というかごにょ。
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