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東と西に離れ座すふたり。嗚呼どうか、世界が平和でありますように。
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なんという隠しネタ。油断してましたよ。
ELさんのまねっこでうちの土にょ日夫婦。
にょとか言いながら性別関係ない感じです。
SSSは便利…ゲフゲフ…得意ですよ☆

「あらお砂糖大サービスなんですねえ。」
「そうか?こんなもんだろぃ。」
「10本以上乗ってると思うんですけど…。」
「あーコーヒーだしなあ。」
多いのか少ないのかは答えずトルコは器用に砂糖の袋を束で封を開ける。
ん、と差し出されたので日本は1つだけ中身をこぼさないよう口を押さえて引き抜いた。
「少なくねえか?」
「私、コーヒーにはミルク派なんですよ。普段は飲みませんけど。」
「そうなんかい?」
「そうなんです。」
知らなかったぜ…と外を向いてぶつぶつと言うトルコが本格的に拗ね始めないうちに日本は声をかける。
「あなた、お砂糖足りますか?」
「あー…んー…ちっと少ねえが…」
「では私の分も使ってくださいね、店員さんに申し訳ないですから。」
「お、いいのかい?」
いつもは大量の砂糖を取り出すと怒るのに、と言外に示すかのように嬉しそうな顔をする夫に日本は苦笑する。いつもはなんでもないような顔をして諦めるのに、思いのほか忍耐力を動員して懸命に自制をしてくれていたのだと思うと、やはりかわいらしい。
「今日はお買い物でたくさんお付き合いいただきましたから、お疲れでしょう?特別です。」
「いやぁ、あんくれぇ大した事じゃねえけどよ。」

「はい、どうぞ。」
「おう。」
サラサラとトルコのカップへ1本目を流し込む。
もうひとつ?と日本が無言で首をかしげれば、うんうんとトルコは笑顔で頷いた。
それは、しっぽをぶんぶんと振って「待て」をする子犬にも似ていて、自分に向けられている信頼と甘えんぼオーラがくすぐったかった。

甘いものばかり食べているからこの人もこんなに可愛らしいんでしょうか?

日本が胸に抱いた感想もこの国の嗜好に負けず劣らず甘口だったが、あとでそれを言葉にされた夫は複雑な顔をしたという。生憎、旦那様の口にあう甘さではなかったらしい。

「男に可愛いはねえだろぃ?」
「でも、あなたの可愛さに勝てるのはポチくんだけですよ?」

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装甲悪鬼村正 二〇〇九年一〇月三〇日、物語がはじまる。

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