こんな爺を誘うなんて、物好きな方ですねえ。
菊はサディクの頬を撫で、そっと口づける。
舌を差し込めばサディクはビクリと震えて、たどたどしく応える。
らしからぬウブな反応に菊は楽しげに目を細める。その乾いた冷たい指はスルスルとサディクのシャツのボタンを外し、汗ばんだ熱い肌をするりと撫でる。
サディクは喘ぎ声をもらした弾みでか、互いの混じりあった唾液を飲み込みゴクリと喉を鳴らした。息も絶え絶えの様子に、菊は唇を放した。
ああ、サディクさん可愛いひと。
サディクの頬に口づけると耳を首筋を順にそっと舐ってゆく。
サディクは荒い息をそれでも堪えながら、菊が触れる度にンッと小さく声を上げる。
おや、もうここをこんなにして、いけないひと。
菊の指はサディクの下腹部をするりと降りて、熱を帯びて窮屈に膨らんだそれをくるくると円を描くようになぞり始めた。
アッ…ク…菊さん、いてぇ、よ…キツくて…。
おやおや、痛いですか可哀想に。
ではこれで止めておきましょうか可愛いサディクさんをイタイイタイに出来ませんからね。代わりにイイコイイコしてあげましょうね。
菊は子供をあやすように話しながら、サディクのそこを更に優しく手のひらで包むように撫でこする。
あっあっちがっ…菊さんっいけねっ……ふ、く…出させてく、くだせっ…ンッ…
あらあらサディクさんたら益々熱くして、これじゃあイタイイタイが治りませんよ、可哀想に。
爺がお外に出してあげましょうねえ。
あっ…んっ…き、菊さん手、止めっ…、前開けるだけ、でい、イイッ…てっ…アッ
ふふ、ちゃんと脱がせてあげますからね。お尻を上げて、そうそうお上手ですよ。
もっと貴方を歓ばせて差し上げたいのに、この老体ではそれもままならぬ。
どうしましょうねぇ。
ふっとサディクの耳に息を吹きかけた。
き、くさん…
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